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3月31日、政策情報学部の戸川和成専任講師のゼミナール生6名が、市川市の話飲茶屋つぎはしで「遊んで身に付く防災かるた」を開催しました。

2022年に政策情報学部の戸川ゼミナールと吉羽一之ゼミナールの学生が鎌ケ谷市、一般社団法人鎌ケ谷マネジメントラボと連携して『みんなをまもるかるた~話してつながる地域防災~』を制作しました。このカルタは、地域課題でもある「防災自助意識の向上と啓発」に着目し、世代を問わず遊びながら防災について考えられるツールとして開発しました。

戸川ゼミでは、さまざまな地域コミュニティで防災かるたを活用したイベントをこれまでも実施してきましたが、大学周辺地域の方から「災害が起こることを想定して、地域の防災の問題を一緒に考えたい」との声を受け、学生が地域の方と協力して体験会を実施しました。

また、3月12日に、市川市地域防災課を取材し、市内の親子の防災意識状況などについて得た知識や情報を元に、防災クイズを作成しました。

体験会当日は小中学生を含む27名が参加し、「災害時を想定すると、周りの人とより深いコミュニケーションが必要となり、日々の挨拶のような当たり前なことが大切になると感じた」「イラスト付きのかるたで楽しく学ぶことができた」などの感想が寄せられました。

防災かるた
防災かるた

学生コメント

私は地域の消防団に所属していることもあって、多くの方に防災について考えてほしいと思いチラシ配りやポスター貼りをしましたが、集客には苦労しました。体験会を通して多くの人が"ジブンゴト"で防災について考え、災害時の避難イメージができるかどうか、さまざまな視点から学ぶことができました。卒業後は消防士になり、防災を日頃から考えられるようなイベントを定期的に行いたいと思います。

政策情報学部4年 佐藤大騎さん(市川昴高校出身)

市役所での取材から、かるただけでは足りない部分もあると感じてクイズも作成しました。主催者としての開催は緊張しましたが、参加者の皆さんが楽しそうにクイズやかるたで盛り上がる様子に安心しました。この地域の方が防災へ前向きな姿勢であることは以前から感じていたので、体験会を実現することができて嬉しかったです。今後も遊びながら学べる防災イベントを通し、地域の方との輪を広げていきたいと思います。

政策情報学部4年 喜多見剛さん(土気高校出身)