去る4月18日に、本学卒業生の王海燕さんが学長室を訪ねてきました。王さんは本学の商経学部の学生でしたが、在学の時代に学内でベンチャービジネスを支援する一環として営業を認めた3つのレストランうちのひとつである「中華食堂つばき」を企画し、ご主人と一緒に経営をしてきた方です。学内には「中華食堂つばき」の他に、パスタの「FORTUNA」、ホットドッグの「Mike's Hotdog」の3店の学生ベンチャー食堂が店を並べて営業しています。

学内で生まれ育ったレストランビジネスが大成功_01

 いずれもなかなかの味と内容ですが、私は特に王さんたちがつくる中華料理の味が家庭の味のような感じがして好みに合っていたので、度々学長室でもお弁当をつくってもらうなどしていました。学生の間でも大変に人気があったようで、その実績をもとにして今年3月に市川駅近くのアクティオーレ市川の地下1階に「つばき」という本格中華料理店を出店することができました。まさに学内で育ったベンチャーが世の中に出て、立派に仕事をしていけるようになった見事な成功例だと思います。

 このブログを読む方に中華料理店「つばき」のご愛顧をぜひお願いしたいと思います。電話番号047-324-3337、営業時間は11:00~1:00 (L.O 0:30)です。頑張れ、「つばき」!

 去る4月25日のユニバーシティ・アワーは特別なセションとなりました。当日は千葉商科大学において財務省の担当官の方が、今日本の国政の最大課題となっている「社会保障・税一体改革」について、その主旨や内容を学生諸君に詳しく説明してくださり、彼らの人生にとってもこれから重要な課題になる問題を考える機会を提供してくださいました。

「社会保障・税一体改革」セミナー_01

「社会保障・税一体改革」セミナー_02

 通常のユニバーシティ・アワーは1年生が参加する授業ですが、今回は特別なセッションなので、財政や税制、社会保障に興味をもつ上級生や大学院生も参加をして、大変熱気に溢れたユニバーシティ・アワーになりました。財務省からは主税局調査課長の中村稔様が1時間ほど講義をし、学生諸君の質問を受けてくださいました。財務省の本省の主税局調査課長はまさにこの政府の一大課題を分析している中心人物なので、学生諸君にとっては大変有り難い機会であったと思います。

「社会保障・税一体改革」セミナー_03

 中村様は、なぜ今「社会保障・税一体改革」が必要なのか、それは何を意味しているのか、どんな背景があるのか、具体的にはどのような政策が提案されてどのような工夫が行われているのかなど、短い時間の中で見事に説明をされました。講義の後で、これもまたよく勉強していた学生諸君2人が詳しく的確な質問をしました。中村様は一つ一つの質問に詳しく誠実に答えられ、大変実りのある勉強会になりました。この勉強会はもともと関東財務局の千葉財務事務所所長の吉野孝志様が本学の太田三郎先生、齊藤壽彦先生に提案をし、それを本学全体で受け入れることにしたものです。

「社会保障・税一体改革」セミナー_04

 高齢化が進み、少子化が進み、経済が低迷し、政府の財政債務が膨大になっている中で将来に対しての解決策を探るのは容易ではありませんが、次の時代を担う若い諸君がこの問題について広く、そして深く理解をする機会をもったことは非常に有意義であったと思います。

 4月9日から4月12日にかけて、インドのサー・パダンパット・シンハニア大学のAshok Ghosh理事長とRinu Ghosh副理事長ご夫妻が来日し、本学を訪ねて来られました。理事長や私を含め、本学の幹部の皆様を訪問してお互いに情報とエールの交換をされました。

サー・パダンパット・シンハニア大学の理事長ご夫妻のご訪問_01

 サー・パダンパット・シンハニア大学は、武見浩充教授があるつてを通じて関係を深められ、昨年の夏に本学で行ったサマースクールに2名のインド人の学生を派遣してくださいました。2週間のサマースクールの勉強も街の見学も、週末の学生諸君との交流も存分に満喫して本国に帰られ、よほど日本の千葉商科大学の印象がよかったとみえて、高く学内でそのことを説明して回ってくれたようです。サー・パダンパット・シンハニア大学と千葉商科大学はサマースクールでの学生交換の相互互換協定を結んでいますので、この3月には千葉商科大学の学生5人が航空運賃のみを負担するかたちで同大学を訪ね、2週間、夢のようなひとときを過ごしたとのことです。その内容はこのブログで先に紹介しました。

サー・パダンパット・シンハニア大学の理事長ご夫妻のご訪問_02

 私は理事長ご夫妻と武見教授と一緒に暫くゆっくりと歓談する機会がありましたが、理事長ご夫妻は大変教養が深く、教育に熱い情熱をもっておられ、本学との交流関係を多面的に一層深めたいという熱意をもっていられました。サー・パダンパット・シンハニア大学はまだできて間もない大学で、昨年の9月に第1回の卒業式をしました。その時に私はビデオレターで参加をしただけでしたが、「この9月の卒業式にはぜひ本物が来てもらいたい」という要請で、武見教授と一緒に同大学を訪ねることにしました。同大学はインドきっての名勝地であるウダイプールという素晴らしく美しい湖の都市にあります。

サー・パダンパット・シンハニア大学の理事長ご夫妻のご訪問_03

 インドは中国と並んで、日本にとってはますます重要な役割を果たす国になるはずであり、今後とも交流関係を大いに深めたいと思います。

 4月4日にオーストラリアのニューサウスウェールズ州最北部沿岸の街、リズモーにあるサザンクロス大学に語学留学をしていた学生諸君が帰国し、私のところに報告に来てくれました

 3月10日から3月25日までの2週間ほど、6名の学生がサザンクロス大学の関係者のご家庭にホームステイをしながら英語を勉強したとのことです。このプログラムは参加した学生諸君は、政策情報学部4年の永田直人さん、商経学部の経済学科3年の真辺優くん、商学科2年の中田柚衣さん、経営学科2年の高橋美雪さん、政策情報学部2年の黄健太くん、政策情報学部2年の青柳陽介くんです。

オーストラリアの大学への短期訪問学生_01

 学生諸君は、リズモーでホームステイをし、サザンクロス大学の英語のクラスで勉強しました。英語のクラスは日本人学生、日本の研修生のためのクラスでしたので、学校に行くと英語は習いますが、普段は日本語で会話する傾向がありました。しかしホームステイ先に帰ると英語しか通用しないので、ホームステイをしたご家庭での英語が大変勉強になったようです。

オーストラリアの大学への短期訪問学生_02

 彼らにホームステイでの思い出を聞くと、建築家と学校の先生をしているご夫婦の家では、先生をされている奥様が忙しく家にいない時が多いのでご主人が家事をしていましたが、滞在した学生が「自分はお客様ではないから」と言って食事、洗濯、掃除などをお手伝いするとすっかり打ち解けて大変勉強になったとのことです。また、別の学生は、定年退職をされた旦那様に奥様が看護師、ペットは犬2匹にオウムが2羽という静かな家庭で大変可愛がられたとのことです。また、運送業をしている旦那様とスーパーでパートしている奥様のご家庭に滞在した学生は、何か話そうとするとなかなか文法から考えてしまうので言葉が出なかったところ、とにかく言葉を並べればよいのだと気が付いて話始めると周囲の人たちがよく聞いてくれ、むしろ直してくれたので大変勉強になったとのことです。また、旦那様が単身赴任で遠くへ出掛けており、奥様は大学でパートの仕事をしながらご自身も大学へ通っているというご家庭に滞在した学生は、2歳と3歳の子どもたちと遊ぶ中で大変生きた英語を学ぶことができたそうです。また、シングルマザーで10歳の子どもがいるご家庭に滞在した学生は、アメリカの学生も同時にホームステイしており、お互いにいろいろな議論をして文化の理解が深まったそうです。

オーストラリアの大学への短期訪問学生_03

 充実した2週間を皆過ごされたようです。共通な印象は、日本では黙っていても表情で理解してもらえますが、オーストラリアでは発言しないと絶対にわかってもらえないということに気がつき、とにかく発言するように努力をしたそうです。大変内容のあるプログラムなので別の友達にも紹介したいとのことでした。

 若い諸君が異文化で暮らすことは、とても良い刺激になったように思います。

 本学では、夏にアジアの主要大学から希望者を募ってサマープログラムを行っております。先方の学生たちが旅費だけ払えば、本学で宿泊費、講義料、授業料、食費などの面倒を見るというプログラムで、中国の東北財経大学、大連外国語学院、上海立信会計学院、またベトナム大学や台湾大学、インドのサー・パダンパット・シンハニア大学、韓国の全南大学からの学生諸君が2週間ほど本学に滞在して勉強をします。課外活動では本学の学生諸君と楽しい付き合いをしたり、街の見学ツアーをしたりして過ごします。

インドの大学への短期訪問学生_01

これらの大学と本学は相互互換協定を結んでおり、全く同じ条件で本学の学生諸君がこれらの連携大学に短期訪問ができることになっています。本学の学生諸君の中で興味のある学生を募ったところ、インドに行きたいという学生が5人ほどおり、3月12日から3月25日まで彼らはインドのサー・パダンパット・シンハニア大学を訪ねました。台湾や韓国や中国、ベトナムなどの大学にも同じ可能性がありますが、本学の学生諸君は「インドは訪ねたことがないので是非行きたい。他の国々は学長ゼミやその他で訪ねたことがあるので」ということで、今回はインド訪問が実現いたしました。今回、インドを訪問したのは、商経学部経済学科3年の于红宇さん、同じく経済学科3年の澤畑奈津子さん、商学科3年の東条和俊くん、政策情報学部2年の北村一貴くん、サービス創造学部2年の西村瞬くんです。4月4日にこれらの学生諸君が学長室を訪ねて、インド滞在の報告をしてくれました。

インドの大学への短期訪問学生_02

 彼らがサー・パダンパット・シンハニア大学に行くと、初めから大変熱烈な歓迎を受けたそうです。学長自ら歓迎スピーチをしてくれて、学生諸君は大変感動したとのことです。週に3日か4日、講義を受講し、それ以外は街や観光地の見学をしたとのことでした。サー・パダンパット・シンハニア大学はインドの中部の高地にあり、気候は比較的涼しく、日本で言えば軽井沢のような大変過ごしやすい土地です。大きな人工湖があり、その中に世界的に有名なレイクパレスホテルというホテルが湖に浮いたように立っています。対岸には大きな催し物をする豪華な建物があり、マハラジャの巨大な宮殿がそびえるという美しいところですが、学生諸君はこの湖でも独特な古代の船に乗って遊ぶなどしてとても楽しんだとのことです。また、インドの学生の家庭を訪問したり、先生の家庭に招かれたりして、たくさんの友人もできたそうです。早速、Facebookで友達とやりとりをしているようで、ある学生はインドに行く前にFacebookに友達として登録していたインドの学生は20人ほどであったのが、帰ってきてから陸続と更新があり、今は90人ほどになっているそうです。

インドの大学への短期訪問学生_03

 今回インドを訪問した5人の学生諸君は、昨年の夏のプログラムで海外から来た学生諸君をいろいろとアシストした経験があり、その時にインドの大学から来ていた2人の学生諸君が今回ウダイプールで彼らを親身になり世話をしてくれたそうで、若い諸君の国際交流は自然なかたちで急速に進化しているように思います。インドのサー・パダンパット・シンハニア大学では、日本人の学生が訪ねるのは殆ど初めてのことだったそうで、そのようなことも大歓迎を受けた理由のひとつのようです。

 こうしたプログラムがますます発展していくことを心から祈りたいと思います。

2012年04月10日

平成24年度学部入学式

 4月2日(月)の午後に、学部の入学式が行われました。今年度の入学生は、商経学部の商学科466名、経済学科316名、経営学科297名、政策情報学部の政策情報学科217名、サービス創造学部のサービス創造学科214名の合計1,510名です。また、第3年次に編入学をされた方が、商経学部の商学科1名、経営学科2名、政策情報学部の政策情報学科1名となりますので、総計1,514名がこの春に本学に入学いたしました。

平成24年度学部入学式_01

 入学式では原田嘉中理事長と教育後援会会長の佐藤春男様の祝辞とあわせて、学長の私が式辞を述べました。式辞では、大学は社会人になるために自分をしっかりと発見し自己錬成をするための重要な期間であり、言うなれば人生の重要な跳躍台であるということをお話いたしました。そして、大学は学生諸君が将来最高の人生を過ごせるよう精一杯のお手伝いをする用意と覚悟があること、また本学の歴史や構造を紹介した上で今年からはこれまで以上に強い意欲をもった学生諸君にアジアの主要大学との交換留学の機会を提供したいということを述べました。

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 式辞、祝辞の後、例年、学生表彰として各分野で活躍した学生の代表の方を皆様にご紹介していますが、今年はそれに先立ち、この3月に発足したチアダンスサークル「glitter's」のメンバーに素晴らしいダンスパフォーマンスを披露してもらいました。「glitter's」は体育会及び学生活動の活性化の一環として大学が立ち上げを全面的にバックアップし、3月17日(土)の千葉ジェッツの公式戦にハーフタイムショーで見事なパフォーマンスデビューを果たしました。現在、女子学生5名、男子学生1名の6名がメンバーとなっていますが、興味のある学生にはどんどんと参加してもらいたいと思います。

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 その後の表彰では、陸上やゴルフなどの体育会活動、キッズ大学の運営、ボランティア活動、またGPACという国際大会などで活躍した学生、日商簿記検定1級、2級ファイナンシャル・プランニング技能検定、宅地建物取引主任者資格試験、税理士試験科目合格者などの学業面で優秀な成績を修めた学生を紹介いたしました。

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 続いて、新入生代表として政策情報学部に入学した田中勇吹くんが家族や先生たちへの感謝の言葉とともに、これからの貴重な期間を精一杯勉強していきたいと爽やかな挨拶をしてくれました。その後、皆で校歌斉唱し、厳粛なうちにも和やかな雰囲気で入学式は終了いたしました。

 若い諸君が本学で精一杯努力し、楽しみ、成長してもらいたいと願っています。

 去る4月1日(日)の午前に、大学院の入学式が挙行されました。本年度は博士課程の政策研究科9名、修士課程の商学研究科12名、経済学研究科7名、政策情報学研究科1名、専門職学位課程の会計ファイナンス研究科55名、合計84名の方が入学されました。

平成24年度大学院入学式_01

 入学式では原田嘉中理事長の祝辞とあわせて学長の私から式辞を申し上げました。式辞では、まず私どもを取り囲む環境条件が大変厳しくなっていることを強調しました。日本が衰退を続けており、その上、東日本大震災の傷跡もあり、世界もユーロ問題やアメリカの力の低下や新興国の台頭など新しい時代に移っています。その中で特にフロンティアが消滅していることが、これまでの資本主義市場経済にひとつの限界を与えているのではないかということ、そのような難しい世の中では新しい大きな課題が出てきているので、高度な研究を志す入学者の皆様は正しい答えのない世界で自分で課題を発見し、自分で解を見つけるような能力を身につけてもらいたいと述べました。

平成24年度大学院入学式_02

平成24年度大学院入学式_03

 入学者代表の一人は、会計ファイナンス研究科の松永拓也さん、もう一人は政策研究科博士課程の伊藤宏一さんでした。松永さんは会計ファイナンスという分野で実力を磨くことに決意を述べられました。伊藤さんはパーソナルファイナンスの分野では日本で指折りの専門家であり、実は本学の会計ファイナンス研究科の教授でもありますが、敢えて政策研究科で博士を取るということで、挨拶では「金融のますます重要な分野になるパーソナルファイナンスが学問として成立できるように理論化の努力をしたい」と高い目標に向けた決意を述べられました。大変立派な志であり、大いに頑張っていただきたいと思います。

 3月21日(水)の午後に学部の学位記授与式が行われました。平成23年度は商経学部1,055名、政策情報学部194名の卒業生の他に、商経学部の早期卒業生2名が卒業いたしました。

平成23年度学部学位記授与式_01

 当日は原田理事長の挨拶、同窓会副会長の加瀬正裕氏の祝辞とあわせて学長の私が式辞を申し上げました。多くの学生諸君が本学を巣立って行くのを見送ることは、私どもにとって感慨無量のものがあります。今回の卒業生の諸君は、実は私が学長として着任して初めて迎えた学生たちの4年後の卒業ということになり、取り分け感慨深いものがありました。

平成23年度学部学位記授与式_02

平成23年度学部学位記授与式_03

 私は彼らの卒業をお祝いすると同時に、かつて日本が経験したことのないような変化の時代、不透明な時代の世の中に彼らが巣立って行くので、ぜひ自分の目で見て、自分の頭で考えて、自分で自分の人生をつかみ取っていってもらえるように激励をしました。また、このところ日本では経済不況が続いているので、卒業生の諸君もかなりの人たちがまだ就職をしていません。そこで大学としては、就職をしていない卒業生の最後の一人が就職するまで支援し続けるということを強く申し上げ、卒業生のキャリア形成を助けていく上で万全を期したいという覚悟を述べました。

平成23年度学部学位記授与式_04

 卒業生代表として商経学部の笹本明宏くんが挨拶をしましたが、諸先生方への感謝、そしてこれから飛び込んでいく実社会への仕事の決意など、誠に立派な挨拶でした。厳粛な雰囲気のうちに平成23年度の学部学位記授与式が執り行われました。

 3月21日(水)の午前中に大学院の学位記授与式が挙行されました。平成23年度は博士課程4名、修士課程の商学研究科17名、経済学研究科8名、政策情報学研究科7名、専門職学位課程の会計ファイナンス研究科74名の方が卒業をされました。

平成23年度大学院学位記授与式_01

 当日は原田嘉中理事長の祝辞と並んで学長の私も式辞を申し上げました。大学院の学位を取得されるということは、高度な専門の研究を全うして学位を取るということなので、取り分け博士課程などは研究の時間も労力も多大に掛かり苦労が多いので、そのことを労い、またお祝いを申し上げました。これらの諸君がこれから仕事をしていく世の中は、かつてと違って大変複雑で不透明で激しく変化の起きる可能性のある世の中になりますので、ぜひこれまでの研究の経験も踏まえて自分で問題を発見し、自分で考え、自分で問題を解決するという心構えでやっていってもらいたいということ、また環境が難しいことは大変だけれども逆に能力を磨いた人にとってはやりがいのあるチャレンジの時代であるということを申し上げました。

平成23年度大学院学位記授与式_02

 卒業生には中国からの留学生も多数含まれており、彼らの将来を大いに期待したいと思います。学位取得者を代表して博士の学位を取られた樋口晴彦さんが挨拶をされましたが、いささか時間の掛かったプロセスで大変ご苦労があったようですが、立派な学位を獲得されましたので、大変見事なことであったと思います。

平成23年度大学院学位記授与式_03

 この方々が千葉商科大学の学術の水準を高めるとともに、世の中で大いに活躍することで社会に貢献していただきたいと思います。

 去る2月24日に、千葉商科大学と上海立信会計学院との協同コース10周年記念式典ならびに新たな本科生交流制度の調印式が行われました。本学では10年前から上海立信会計学院との間で、専科の学生を受け入れる協同コースを推進してきました。協同コースは毎年20名ほどの学生諸君を受け入れ、たくさんの卒業生をこれまでに輩出し、大変な成果があがりました。そのことを記念して今回10周年の記念式典を上海で行うことになりました。

 また同時に、その協同コースの実績を踏まえ、さらに未来に向けて両校の交流計画を大きく発展させるために上海立信会計学院の本科学生を対象とした2+2、ダブルディグリーの留学の枠組みを創設することにし、その調印式もこの機会に行うことになりました。2+2、ダブルディグリーというのは、本科学生が上海立信会計学院で2年間、日本語などを集中的に勉強し、その後2年間、千葉商科大学で勉強することによって、上海立信会計学院の卒業資格と千葉商科大学の卒業資格を同時に得るというものです。このダブルディグリーの取り組みは、今日、世界の多くの先進的な大学の間で行われており、千葉商科大学と上海立信会計学院も世界の最先端の取り組みを始めようということです。

立信会計学院協同コース10周年記念式典と新しい本科の交換留学制度の調印式_01

 これに際して、本学からは協同コースを熱心に推進してきた本学政策情報学部の宮崎緑学部長はじめ、高橋百合子先生、熊岡洋一先生、五反田克也先生、渡辺恭人先生、太田昌志先生、また独自に一昨年から交流をはじめたサービス創造学部の吉田優治学部長、石井泰幸先生、そしてこの上海立信会計学院との交流を創設時から支えてくれた国際センター副センター長の施敏先生と政策情報セクションの吉良久宣課長が式典等に参加しました。政策情報学部の天野克彦先生、高橋先生、熊岡先生、五反田先生、太田先生はこの交換計画のための出張講義と入学者の選考を行うために、またサービス創造学部の石井先生も出張講義のために事前から上海を訪れていましたが、私と両学部長らは23日に上海に入りました。上海立信会計学院からは、熱烈に歓迎をしてくださり、記念式典、調印式等を含め、足掛け3日間の素晴らしい友好の日々を過ごすことができました。調印式に先立って、私と董理事長、また唐学長と個別に会談をしましたが、すでに行き来をしていましたので、お互いの深い友情をあらためて確かめ合うかたちになりました。そうした大変友好的な雰囲気の中で調印式が行われました。

立信会計学院協同コース10周年記念式典と新しい本科の交換留学制度の調印式_02

 この2+2のダブルディグリーの計画は確かに世界の先進的な取り組みのひとつと言えますが、これまでは千葉商科大学が上海立信会計学院の学生諸君を受け入れることだけが進んでおり、またこの2+2も現状では、中国の学生が千葉商科大学で学ぶかたちになっています。協定では、まずは本学からも政策情報学部の学生を送り出し、準備が整い次第、政策情報学部だけでなく商経学部もサービス創造学部も含めてこの枠組みを適用し拡大していくことを検討しようということになっています。しかし、実態はこれまでのところそこまでいっていません。そこで私は関係の先生方と相談をして、できればぜひ今年の秋学期くらいから千葉商科大学の優秀な学生諸君を数名、このようなプログラムに参加させるための準備をする必要があると提案し、中国側にもその受け入れの準備をお願いしました。今年は予備的にやや短期の留学をぜひ実現したいと思っています。そして来年から本格的に一学期あるいは二学期のフルコースに参加をさせたいと考えています。そうすることによって、千葉商科大学側も上海立信会計学院と同様の大きなメリットを得ることができると考えます。

立信会計学院協同コース10周年記念式典と新しい本科の交換留学制度の調印式_03

 調印式の後で両校交流10周年の式典が開かれました。大講堂で200人ほどの関係者が集まって式典を行いましたが、教職員ならびに現役の協同コースの学生諸君、また協同コースを卒業した卒業生の皆様も参加をされ、大変熱烈な歓迎ムードの中で素晴らしい式典が行われました。董理事長、唐学長そして私、また宮崎学部長の挨拶とならんで、協同コースの初期の頃の卒業生である周潔倩さんがその体験を中国語と日本語で見事に演説をしました。

 かなり長いスピーチでしたが、中国語もおそらく見事な内容だったと想像される話ぶりで、日本語については、彼女が「この協同コースに出ていなかったら今日の自分はなかっただろう、加藤寛前学長が提案された三言語をしっかり学び、皆様の熱意と愛情に包まれて今日の自分がある」という趣旨の演説をされましたが、私どもは思わず涙を流しそうになるほど感動的な講演でした。これを聞いて本学と上海立信会計学院の協同事業は本当に熱意と誠意のこもった素晴らしいものであるということを改めて実感した次第です。

立信会計学院協同コース10周年記念式典と新しい本科の交換留学制度の調印式_04

 その後は楽しい懇談会となり、普段は使われない大学近くの大きなホールが今回のために特別に開放され、美味しい食事とカラオケとで、皆が次々と歌を歌って大変な盛会になりました。董理事長が奥様の体調が悪く、早退されたので、まず唐学長が「北国の春」の中国語版を美声で歌い上げ、その次に私がこれまでに多少練習をしていた中国語のきれいな曲、5曲「夜来香」「月亮代表我的心」「何日君再来」「一剪梅」「我和我的祖国」を歌いました。その後は参加者30数人の方が次々と歌い、夜が更けるまで熱烈に楽しい時間を過ごしました。

 こうした友情をしっかりと踏まえながら、千葉商科大学が未来に向けて中国圏で活躍できるような学生諸君を組織的に育成していくことができればと未来に思いを馳せた次第ですが、これは近い将来に必ず実現したいと思っています。

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