まず最初に、茎の部分をパスのアウトラインを使って作成し、蔦(つた)あるいは葉とも取れる部分と連結させるまでを扱います。
まず、次のように、1本の線で茎の部分を記述します。線の太さは、0.5ptに統一しています。標準での1ptですと、これから描くのに、太すぎることがわかります。特に指定のない限り、0.5pt統一ということで行きたいと思います。なお、補助線や細かい線を描くときには、0.25ptを使うことにします。さて、以下のような頂点の取り方にしましたが、これは自分のやり方で構いません。基本的には、なるべく頂点の数は少なく描いておき、必要に応じて、追加していく方がよいと思われます。大きさは、だいたい150から200%でこれくらいの大きさと思ってください。これから、6400%ぐらいまで使って描いていきますので、大き過ぎず、小さ過ぎずで描いていきます。

次に、これを「オブジェクト」メニューの「パス」サブメニューの「パスのオフセット」を使って、外側に作ります。確か、1mmぐらいのオフセットにして、角の形状は「ラウンド」に指定しました。

ちょっと縮小して表示していますが、元の1本線を取り去った後は以下のようになります。上部の位置が、下部よりも、少し右に来ていることに注目して描く必要がありました。

形を少し修正しました。下部の方に少し膨らみを持たせています。その結果を「リフレクト」ツールを使って、中心の位置を下部の左側に移動して、Shiftキーを押しながら、左側に水平鏡像を持つようにコピーします。コピーするときには、Optionキーを押すことを忘れずに。

ところで、良く作品を観察した人はわかるように、左右は微妙に曲線が違っています。単に、左右対称としないでください。この調整をした結果が以下のようになっています。

これをパスファインダを使って連結します。パスファインダは、授業でやったように、「ウィンドウ」メニューから選択して、フローティングパレットを表示させるようにして下さい。パスファインダを使って連結させる前に、ちょっと小技を使います。以下のように、上下の丁度、連結させる点について、以下のことを行ないます:左右の茎の対応する頂点2つをダイレクト選択ツールなどで選択しておき(2つの頂点が入るように矩形を描きます)、「オブジェクト」メニューの「パス」サブメニューから、「平均」を選び、「二軸とも」平均化して、位置を同じ場所に揃えておきます。その結果が、下の図になっています。上の点とも、下の点とも、左右が揃っているのがわかるでしょう。

左右の2つの茎を、「選択」ツールで、選んだ後、パスファインダの「形状エリアに追加」ボタンを押します。その後、「分割・拡張」ボタンを押します。これで、2つの茎が一体になったパスができました。

さて、パスファインダは、ほとんどの場合について、「コーナーポイント」でパスを繋いでしまいます。これが嫌なので、一定の頂点を「スムーズポイント」で描き直さなければなりません。その部分の調整をします。今回は、繋がれた部分の下の方の頂点が、コーナーポイントになっています。それを、Λの形をした「アンカーポイントの切替え」ツールで切り替えました。また、左右の靴に見える部分も、Stassenの作品を良く観察して、補正してみました。結構、時間が掛かります。ここでも、左右が違っているのがお分かりになるかと思います。

葉(あるいは蔦かも知れない)を1つ連結させてみましょう。一番簡単な重なりのない葉から選んで行ないます。まずは、単体で描いていきます。ここでも、なるべく頂点を少なくさせて、必要に応じて、後から頂点を追加するように致しましょう。4つの点で描いてみました。もちろん、後で左側のものも描かなければいけませんので、この時点で、これを「リフレクト」ツールで反対側にコピーしておいてください。

次に、これを本体に連結させます。先程のパスファインダと同じです。本体と、この葉の部分の両方を選択ツールで選んでおき、パスファインダから、上部の左にある「形状エリアに追加」を選びます。そのままにしておくと、別々のパスとして残りますので、「分割・拡張」ボタンを押して、1つのパスに統合します。

統合されたら、「コーナーポイント退治」が始まります。上の図の結合されている2つの頂点がコーナーポイントになっていますので、これをスムーズポイントに変換してやります。これは、割と簡単にできて、ペンマークに+が入っている「アンカーポイント追加ツール」を使って、コーナーポイントの頂点のまわりに、2つ頂点を追加します。実は、ときどき、ここで追加されたアンカーポイントもよく見てみるとコーナーポイントのままだったりするのですが、まあそこまで気にせず、やってみてください。そして、最初のコーナーポイントを、ペンマークにーに入っている「アンカーポイント削除ツール」で削除します。調整した結果が以下のようになりました。

制作:箕原辰夫