K君は，（ある人を通じて）中間課題に出題される問題のリストを手に入れた． このリストはシーザー暗号によって書かれている． これを解読すると暗号1の問題は中間課題に出題されないが， 暗号2と暗号3の問題は出題されることがわかった． 残念ながら，リストは途中で切り取られているため，この2題以外に出題される問題についてはわからない．
暗号この暗号を解読（復号化）して，中間課題に出題される問題を当ててみよう．
ふつうに読むことができる文章（plaintext，平文，暗号化する前の文）で使われている文字（アルファベットやひらがな等）を一定の文字数だけ「ずらす」ことによってつくられた暗号である． ジュリアス・シーザー（ユリウス・カエサル，ローマ生まれ（紀元前100年ごろ）の軍人・文人）が使っていたといわれ，カエサル暗号ともよばれる．
たとえば，ずらす文字数（鍵）を3とすると，aはd，bはe，……，zはcに暗号化される． penという単語（平文）は，shqという文字（暗号文）に暗号化される．
abcdefghijklmnopqrstuvwxyz