情報化社会の到来につれて、中国語の中にも早く新しい名詞が続々と生まれてきました。ところで、新技術の発展はあまりにも早すぎたので、今までのように先ず、「新華社」など権威のある機関により標準の外来語言葉を作ってもらって、その後広く使われる伝統的な外来語誕生のパターンはとても間に合わなくなりました。そのため、一つの英語の原文に幾つかの中国語訳が同時に使われていることや、英語などをそのまま使っていることなどは多発しています。特にコンピューター関連の分野では、この傾向は特に著しいです。最近、中国政府もこの問題に気づき、「全国名詞委(員会)信息科学新詞審定組」という機関を作り、コンピューター用語の規範化に着手しました。以下、英日中対照の形で、よく使われている電脳用語を幾つか紹介しましょう。なお、訳語が幾つかもある場合、赤色の言葉は正式用語です。
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なお、さらにいろいろと知りたい人は、秋月久美子氏が作成した「中国語パソコン辞典」というホームページを一度訪ねることをおすすめします。「日−中版」と「中−日版」があり、どちらからも探せます。同氏は「中国語ブランド名辞典」という力作をも作っており、「自動車」「たばこ」「パソコン」「カメラ」「服飾関係」「化粧品/薬」「食品」「スポーツ」「時計」「その他」などの項目に分けて、日本語と中国語の固有名詞を大量に紹介しております。すべての中国語単語の後ろには、ピンインによる読み方も付いていますから、発音も困らない。まことに敬服しています。