【第1回】(2008年3月16日、於東京外国語大学)
第一部 『ヴェーバー社会理論のダイナミクス』(松井克浩著)を検討する
書評:折原浩(東京大学名誉教授)・中野敏男(東京外国語大学)
リプライ:松井克浩(新潟大学)
第二部 『現代思想』(vol.35-15 ヴェーバー特集)を検討する
書評:小林純(立教大学)・鈴木宗徳(法政大学)
リプライ:各執筆者
【第2回】(2009年3月15日、於東洋大学)
テーマ:「儒教とピューリタニズム」再考――ヴェーバーの「近代」論と東アジアの近代
(1)中国史研究の観点から………………阿部幸信(中央大学)
(2)プロテスタント研究の観点から……山本通(神奈川大学)
(3)日本思想史研究の観点から…………恒木健太郎(神戸大学)
コメント
最新のヴェーバー研究を踏まえて………野口雅弘(岐阜大学)
朝鮮研究の観点から………………………板垣竜太(同志社大学)
【第3回】(2010年3月14日、於法政大学)
テーマ:宗教と自由
(1)「ヴェーバーと信教の自由――プロテスタンティズムの倫理と人権の起源をめぐって」……佐野誠(奈良教育大学)
(2)「アメリカにおける「宗教の自由」不可能性論について」……藤原聖子(大正大学)
(3)「宗教への自由、宗教からの自由――内村鑑三の(無)教会論をめぐって」……赤江達也(台湾国立高雄第一科技大学)
コメント:深井智朗(聖学院大学)・荒川敏彦(東京外国語大学・東洋大学)
2011年は、3月11日の震災により翌年に延期
【第4回】(2012年3月18日、於東洋大学)
テーマ:マックス・ヴェーバーと社会調査
(1)「マックス・ヴェーバーの社会調査活動――経験的社会学の生成」……村上文司(釧路公立大学)
(2)「ブルデューにおける社会・世論調査批判」……北條英勝(武蔵野大学)
(3)「理論と実証を架橋する――大規模社会調査における『表象』をめぐって」……橋本摂子(福島大学)
コメント:塚本成美(城西大学)
【第5回】(2013年3月16日、於東洋大学)
テーマ:ヴェーバー理解社会学の方法論再考――理解と客観的可能性
(1)「客観的可能性概念――フォン・クリースの考え方」……山田吉二郎(北海道大学)
(2)「過失犯の論理と相当因果――H.Welzelの行為論と現象学」……木村正人(高千穂大学)
コメント:鹿島徹(早稲田大学)・宇都宮京子(東洋大学)
【第6回】(2014年3月8日、於東洋大学)
テーマ:『マックス・ヴェーバー研究――生誕百年記念シンポジウム』を〈読む〉――マックス・ヴェーバー生誕150周年を記念しての回顧と展望
(1)ヴェーバーシンポと「戦後」言説……三笘利幸(九州国際大学)
(2)ヴェーバー・ブルンナーの遺産−『構造史』は終焉したのか――堀米庸三報告をめぐって……皆川卓(山梨大学)
(3)ヴェーバーが「戦時中日本にロケートした」ということ――内田義彦・丸山眞男報告をめぐって……中野敏男(東京外国語大学)
(4)合理化というプロセスはいかに語られたか……荒川敏彦(千葉商科大学)
(5)誰にとって「合理的」なのか――大塚久雄報告と戦時下をつなぐもの……恒木健太郎(日本学術振興会)
2014年12月7日(日)早稲田大学 早稲田キャンパス 8号館 B101教室
ヴェーバー生誕150周年記念シンポジウム
戦後日本の社会科学とマックス・ヴェーバー
第一セッション:資本・信仰・支配への問い――ヴェーバー生誕100年シンポジウムから半世紀
第二セッション:マックス・ヴェーバーと現代社会の理論――民主主義・福祉国家・権力
総合討論:マックス・ヴェーバーと近代/戦後日本
資料1:
シンポジウム・ポスター(PDF)
資料2:
シンポジウム案内(PDF)
※ 比較歴史社会学研究会(別サイト)との共催
【第7回】(2015年3月24日、於東洋大学)
テーマ:ヴェーバー生誕150周年記念シンポジウムをうけて――総括討論
第一部 1964年シンポジウムと2014年シンポジウム
(1)折原浩(東京大学名誉教授)
第二部 シンポジウムで問われたこと
(1)ヴォルフガング・シュヴェントカー(大阪大学)
(2)野ア敏郎(佛教大学)
(3)内藤葉子(関西大学)
【第8回】(2016年3月20日、於東洋大学)
テーマ:混迷の時代に『職業としての学問』を読み直す――野ア敏郎氏の研究をもとに
報告:野ア敏郎(佛教大学)
コメント:別府昭郎(明治大学)・深井智朗(金城学院大学)・三笘利幸(九州国際大学)
【第9回】(2017年3月18日、於東洋大学)
テーマ:ヴェーバー都市論の可能性
報告:相澤隆(東京大学)
コメント:藤野奈津子(千葉商科大学)・中野敏男(東京外国語大学名誉教授)
【第10回】(2018年3月17日、於東洋大学)
テーマ:『宗教社会学』を〈読む〉
(1)『宗教社会学』のテキストマイニング――意味解釈と計量分析の接合の試み……橋本直人(神戸大学)
(2)『宗教社会学』における二重のテキスト問題と二重のコンテキスト――理解社会学的方法の再解釈に向けて……荒川敏彦(千葉商科大学)
【第11回】(2019年4月20日、於東洋大学)
テーマ:世紀転換期の学問状況とヴェーバーの学問
(1)ヴェーバーと人権思想――その普遍性と時代拘束性……佐野誠(奈良教育大学)
(2)性をめぐる〈科学〉的言説の諸相とその緊張関係――帝政期ドイツ市民女性運動を中心に……内藤葉子(大阪府立大学)
2020年は、新型コロナウィルスの世界的感染拡大のため翌年に延期
【第12回】(2021年3月21日、於Zoom)
テーマ:マックス・ヴェーバーとフリードリヒ・ゴットル再考――科学論、技術、フォーディズム
報告:森川剛光(慶應義塾大学)
2021年12月19日(日)於Zoom
ヴェーバー没後100年シンポジウム
学知の危機とマックス・ヴェーバー ――科学主義と反知性主義を超える
司 会 鈴木宗徳(法政大学)
趣旨説明 恒木健太郎(専修大学)
報 告
性・性愛・科学――〈自然〉に対するマリアンネ・ヴェーバーの批判的視座の射程…………内藤葉子(大阪府立大学)
マックス・ヴェーバーと〈意味〉の地平――科学主義・シュタムラー・ドイツ社会学の間で…………橋本直人(神戸大学)
ハイエクにおける科学主義批判と『新自由主義』批判…………太子堂正称(東洋大学)
コメント:野ア敏郎(佛教大学)・三笘利幸(立命館大学)
シンポジウム関連資料
鈴木宗徳「マックス・ヴェーバー没後100年シンポジウム 学知の危機とマックス・ヴェーバー」『大原社会問題研究所雑誌』763号(2022年5月)(機関リポジトリ)
内藤葉子「帝政期ドイツにおける性をめぐる科学的言説と女性の主体性――マリアンネ・ヴェーバーの〈自然〉概念批判に関する一考察」『ジェンダー史学』第17 号(2021年11月)
内藤葉子「マリアンネ・ヴェーバーにおけるフィヒテの社会主義論――労働権と生存権および人間の権利への関心」『理想』(特集 M.ヴェーバー 今)第707号(2022年7月)
太子堂正称「ハイエクにおける『科学主義』批判と『新自由主義』批判」『愛知学院大学論叢. 経済学研究』9巻2号(2022年3月)(機関リポジトリ)
橋本直人「マックス・ウェーバーと〈意味〉の地平――科学主義とシュタムラー法哲学とのはざまで」『神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要』16巻1号(2022年9月)(機関リポジトリ)
【第13回】(2022年3月19日、於Zoom)
テーマ:『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』におけるBerufsmenschと「自然」
(1)『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』における「自然」概念の検討――特に「自然の地位」についての考察…………三笘利幸(立命館大学)
(2)時間で区切られ駆り立てられる生活態度――『プロ倫』におけるBerufsmenschと「時間の分割」…………荒川敏彦(千葉商科大学)
【第14回】(2023年3月16日、於Zoom)
テーマ:ヴェーバーにおける集団カテゴリーのテキストを読む――人種、種族、国民、帝国、階級、身分、党派
報告
- 種族的ゲマインシャフト (Ethnische Gemeinschaften)…………橋本直人(神戸大学)
- 勢力威信と国民感情 (Machtprestige und Nationalgefuehl)…………水谷仁(名古屋経済大学)
- 階級・身分・党派 (“Klassen”, “Staende”und “Parteien”)…………松井克浩(新潟大学)