ここは「武赤壁」である蒲圻赤壁。目の前は長江(揚子江)。水位は季節によって変わるが、私たちが8月の下旬に行ったので、満水の季節であり、岩石でできた壁の山の迫力はほとんど見られませんでした。
赤壁の真上に公園があり、そこに呉の功臣周瑜(175―210)の石像はそびえ立っていました。降服論が大勢を占めていた呉では、周瑜はひとり主戦論を唱え、蜀の劉備と同盟を結び、赤壁で曹操の軍船を焼討ちして、魏軍を敗退させた周瑜はやはり英雄でした。
しかし、私たちが行ったとき、まだ最高水位ではありませんでした。写真の中の最高水位は1998年の33.73メートルでした。
となりの水面に係留しているのはNHKの3日連続中継番組で登場したことのある長江遊覧船「三国号」です。
このおじさんが観光客に見せたものは「古戦場赤壁の観光ポイントの歌」です。
公園のなかで占い師のおじさん(算命先生)を発見、何人かは運勢を見てもらいました。
公園の後ろには、城壁と三国時代の兜の形を取った「赤壁大戦陳列館」はあります。
さらにその後ろには諸葛孔明を記念する「武侯宮」があります。上に「拝風台」と書いているのが、ここは孔明がここで東風を拝借した壇上であるため。
「武侯祠」の中に、「五帝」の「帝堯(ぎよう)」、「帝舜」と「大禹」の像が祭られています。
道教の寺院だから、道教の僧侶である「道士」もいます。しかし、女道士と扇風機の組み合わせは珍しいことでしょう。
観光資源としての開発は進んでいます。周りの山の名前は南屏山という。
駐車場の近く、洪水退治の英雄を歌う記念碑があり、1998年の大洪水のことを指しています。
別の山に入ったら、「赤壁の古風」という山荘があります。
その看板の拡大像です。下は三国志人物の肖像です。
中には、「鳳雛庵」があり、ナモ統にゆかりの場所です。
中庭の前方に池があり、その真ん中には「ナモ統井」という井戸があります。
いまも水を採れると言われていますが、安全のため、柵が取り付けられました。
この辺りには、大きな湖(人工湖)と水滸城というテーマパックもあり、ついでに行きました。